オンラインカジノ

2024年度版!日本国内におけるオンラインカジノの流行と規制の最新情報

新しいスタイルのエンターテイメントとして、ここ数年で一気に浸透した感のあるオンラインカジノ。その背景にあるのが、急速なデジタル技術の進歩とインターネットの普及と言われています。今や、国民の一人にスマートフォンひとつが普通になった時代で、オンラインゲームや動画配信サービス、音楽配信サービスなど、手のひらから気軽にアクセスできるデジタルエンターテイメントは人々の娯楽アイテムとして大きな位置を占めています。

そうした目まぐるしい流行の変化の中では、時に法的規制が追いつかず、それが合法とされているのか違法なのか、判断に迷うシーンが多々出てきますよね。最近話題のオンラインカジノ界隈でも、しばしばそうした話題が繰り返されています。

ここでは、日本で流行しているおすすめのオンラインカジノの情報とともに、国内において規制がどうなっているのか、将来の展望と合わせて見ていきたいと思います。

ギャンブルの歴史

歴史的に見ても、人とギャンブルの関係は長く、古代からすでに存在していたと考えられており、最も古い形態のギャンブルは、紀元前2300年ごろの中国で行われていたと言われています。といっても、当時のギャンブルは占いやくじ引きといった要素の方が強く、現在のようなカードやサイコロなどを使った、いわゆるゲームの要素が強いギャンブルが広まるのはもう少し後世になってからです。

日本においても、17世紀から19世紀初頭にかけて流行した、欧米のカジノに相当する『賭博場』の存在がよく知られています。Netflixなどのサブスクで江戸時代を舞台にしたドラマを鑑賞した際に、サイコロをふるシーンをご覧になったという方は多いのではないでしょうか。当時の日本では江戸幕府により、こうした賭博行為は御法度とされていたものの、幕府の影響力が小さい地域などでは人気を博していたとも言われています。同じころのヨーロッパでは、カジノが貴族や特権階級の社交場として賑わっていたのと比べると、少し趣が異なりますよね。

日本における規制の現在

周知のとおり、現在の日本では刑法に『賭博罪』というものがあって、原則として日本国内におけるギャンブルは禁止されています。その具体例としてよくあげられるのが、賭け麻雀や野球賭博、賭け花札といったものです。

そうした賭博行為に対して、例外として『公営ギャンブル』として認められているのが、競馬、競輪、ボートレース、オートレース、宝くじ、スポーツ振興くじの『toto』です。これらのギャンブルは、収益金が公的事業に使われることを前提に認められています。

また、地方競馬と競輪、ボートレース、オートレースは地方自治体や複数自治体で作る事務組合が主催し、収益金の一部が自治体等の財源となっています。これは宝くじも同様です。さらに、中央競馬とtotoはそれぞれ日本中央競馬会(JRA)、日本スポーツ振興センター(JSC)が主催しており、JRAの場合は農業事業や畜産事業、JSCの場合はスポーツ振興に収益の一部が使われています。

ここまで読んで「それならパチンコはどうなるの?」と、首をかしげた方もいるのではないでしょうか。実は、パチンコやスロットは風営法の禁止規定を避けているため、違法性はないとして警察も黙認している状態なんですね。

変化の時

結論から言ってしまうと、日本国内から海外で運営されているオンラインカジノにアクセスしてプレイすることは、今の時点では「違法でも合法でもない」のです。つまり、法律的にはハッキリとした規制が確立しておらず、グレーゾーンなのです。

先述したように、日本では長らくギャンブル行為は違法としてネガティブなイメージがつきまとってきましたが、近年ではこうした状況に変化が見えはじめています。そうした変化を代表するものとしてしばしば挙げられるのが、大阪におけるカジノを含む総合型リゾート施設の建設、『IR計画』と呼ばれるものです。

大阪府、および大阪市は、世界最高水準の成長型IRの実現を図ることで、成長産業である観光分野の基幹産業化を図るとともに、大阪・関西の持続的な経済成長のエンジンとして、その成長力及び国際競争力を持続的に強化し、府市は増税をすることなく、新たな財源を確保し、観光や地域経済の振興、財政の改善への貢献を持続的に発現することをめざしています。こうしたIR事業で、経済的にも成功をおさめていると評価されているのがシンガポールです。また、そうしたシンガポールのIRの成功に大きく関わっていると考えられているのが、IR内に設置されたランドカジノの存在です。

東京23区とほぼ同じ面積しかない小さな島国であるにもかかわらず、アジアにおける金融ハブ都市として、そして「観光長者」と称されるまで成長したシンガポールに、日本の大阪も倣うことができるのか、期待を集めると同時に、その評価の是非で日本国内におけるギャンブルへの規制にも大きな変化が訪れるかもしれません。

日本を席巻するオンラインカジノ人気

こうしたギャンブルを取り巻く状況の変化も、日本国内からの利用者の増加に影響を与えていると言われています。日本からの利用者数は、世界的にみてもアメリカ、ドイツについで第3位の多さという調査結果も出ています。

こうした背景には、日本人プレイヤーに特化したオンラインカジノサイトが続々と誕生していることもあります。サイト全体が日本語表記であるだけでなく、プレイできるゲームも日本のマンガやアニメに影響を受けたものや日本人好みのものが揃えられていたり、また、カスタマーサポートなどでも日本語対応可能なスタッフがいたりと、まさに至れり尽くせり。本場のランドカジノにいるかのような臨場感あふれるプレイが楽しめると人気を集めているライブカジノでも、最近は日本語対応のものが増えてきています。言語の違いを気にすることなくプレイできたら、安心感も違いますよね。