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任天堂製ハードで歴代2位の販売台数!Nintendo Switchはなぜ人気?

任天堂製ハードで歴代2位の販売台数!Nintendo Switchはなぜ人気?

2017年3月に発売された任天堂のハード、「Nintendo Switch」。その売上台数は世界でシリーズ累計1億2500万台を突破、任天堂製ハードではDSシリーズに次ぐ歴代2位の販売台数を誇っています。

今回はなぜswitchが人気を集めているのかについて紹介しますよ。

据え置きと携帯のハイブリッドゲーム機、任天堂Switch

任天堂switchは「全く新しいコンセプトのゲーム機」として開発がスタートし、「持ち出せる家庭用据置型ゲーム機」というコンセプトで販売されました。様々な生活スタイルの方に適応したゲーム機ということで、幅広い層にウケ、売上を伸ばしていきました。

据置ゲーム機でありながら持ち運んで使えるといった特徴もあり、更に携帯モードに特化した廉価モデル「Nintendo Switch Lite」も2019年に発売され、「一家に一台」ではなく「一人に一台」という家族も増えたことが、DSに迫る売上の要因となっています。

豊富な自社ブランドから繰り出される名作ゲームの数々

近年はSteamなどに代表されるPCゲームのプラットフォームが流行しており、様々なゲーム機やPC向けに同一のゲームが発売される「マルチプラットフォーム」のゲームも増えてきています。こうなると、ゲーム機が独自の強みを活かすのは難しくなります。

そんな中で任天堂は、自社及び関連会社が「マリオ」「ゼルダ」「ポケモン」「Splatoon」などの人気ブランドを持っており、それらのゲームシリーズをswitch独占で世に出すことができます。発売されると社会現象となるゲームシリーズも多く、それらが遊べる唯一のゲーム機であるという点がswitchの強みとなっていますよ。

前世代機の反省を活かしたソフト展開

しかし、そういった強みを持ちながらもswitchの前世代機である「Wii U」は苦戦を強いられていました。Wii Uの時は専用ソフトの数が思うように伸びず、発売後ある程度経つと販売数が激減。販売不振からサードパーティ(任天堂外のゲーム会社)がWii Uでソフトを出すことを見送り更なる不振という悪循環になってしまったのですね。

外部の開発者が参入しやすい環境作り

switchではハード発売と同時に大ヒットタイトル「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」を発売。その後も「スーパーマリオ            オデッセイ」「Splatoon2」などの自社キラータイトルを発売していった一方で、外部の開発者が参入しやすい環境づくりを行ない、ソフト不足にならないように心がけました。自社のゲームは独占で展開しながら、マルチプラットフォームで展開されるゲームはswitchでも展開しやすい環境にし、ゲーム市場で優位に立ったのですね。

サードパーティだけでなくインディー開発者(主に小規模でゲーム開発を行う個人及び集団)へのサポートも手厚く、ソフト不足問題を解決したことがswitch全体の人気に繋がっています。

巣ごもり需要を味方に

実は発売三年目には売上台数の面で壁にぶつかっていたというswitch。しかし、2020年にコロナウイルスの流行のために外出自粛が叫ばれる世論になると、同年3月に発売された「あつまれ どうぶつの森」が巣ごもり需要と完全にマッチ。再び売上を大きく伸ばすこととなりました。巣ごもり需要も、switchの人気に一役買ったのですね。

「あつ森」は日本国内でゲームソフトとしては史上初の1000万本を超える売上を記録、世界でも3700万本以上を売り上げ、後発のソフトながらswitchで2番目に売れたゲームとなっています。

Switch おすすめゲームソフト

大人気ゲームハードであるswitch。まだ持っていないという人も、今からでも遅くはありません!これから購入するという人にSwitch おすすめのゲームソフトを紹介しますよ!

ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム

今最も熱いソフトは、2023年5月12日発売の「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」です。switchと同時発売され、世界2500万本を売り上げた「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の続編であり、なんと発売三日で世界1000万本を売り上げたという報道も。続編の発売と同時に前作のセールスランキングも上位に返り咲くなどの現象も起きています。

オープンワールドの圧倒的スケールで描かれるゼルダの世界に、一人で没頭することができる名作となっていますよ。

スペシャルエディションもお勧め

本作発売に先駆け、2023年4月29日には特別なデザインのswitch本体「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダムエディション」が発売されています。まだswitchを持っていないという方にも、シリーズファンの方にもお勧めの一品です。

こういった特別エディションのswitch本体は、他にも一部人気シリーズのソフトの展開時に発売されていますよ。興味のある方は、一度調べてみてはいかがでしょうか。

マリオカート8 デラックス

国内での売り上げは「あつもり」に譲るものの、世界で4300万本以上を売り上げ、switchのソフトで最も売れたソフトの座についているのが「マリオカート8 デラックス」です。元々はWii U向けに作られたタイトルで、本作はそちらをベースに新機能を追加した作品という立ち位置を考えると、この売り上げは異常の一言につきます。

switchから一月ほど遅れて発売、以降圧倒的支持を受け、今もなお売り上げを伸ばしています。

DLC追加コースが随時配信中

皆でワイワイ遊ぶswitchのソフトとしては最有力とも呼べるかもしれない本作。なんとそのあまりの人気っぷりからか、発売から5年経過した2022年3月より追加DCLを発売。過去のシリーズに登場したコースを一度のアップデートで8コースずつ配信、2023年末までに計48コースが配信されますよ。新キャラクターも登場するなど、発売から時が経ってからの異例のDLC展開はゲームファンの間でも話題になりました。

大乱闘スマッシュブラザーズSPCIAL

2018年12月に発売し、全世界2700万本以上を売り上げた「大乱闘スマッシュブラザーズSPCIAL」は、まさにゲーム業界のオールスター的作品となっています。ゲームシステムは格闘ゲームのようなものとなっていますが、マリオやリンクといったお馴染みの任天堂スターだけでなく、SEGAのソニックやバンダイナムコのパックマンなど、任天堂以外の名物キャラクターも登場。ゲームの博物館とも呼ぶべき側面をもったソフトとなっていますよ。

参戦キャラクター発表だけでお祭り騒ぎ

ソフト発売後に随時配信されたDLCでは、「Minecraft」のキャラクターや「キングダムハーツ」の主人公、ソラなど、驚愕のキャラクターが次々と登場。参戦が発表されるだけでお祭り騒ぎになるような、唯一無二のゲームでした。

ガチガチの対戦ゲームとしても楽しい、皆で遊ぶパーティゲームとしても楽しい、「なんでもありの大乱闘」を是非とも遊んでみてくださいね!

最後に

今回はNintendo Switchが人気の理由について紹介しました。

ファミコン発売から30年以上、任天堂が経験してきた全てを注ぎ込んだ、集大成のようなハード、それがswitch。そう考えると、今の人気も約束されたものだったのかもしれませんね。