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【仮想通貨】ステーブルコインUSDCとUSDTの違いは?分かりやすく解説

【仮想通貨】ステーブルコインUSDCとUSDTの違いは?分かりやすく解説

仮想通貨の種類は増え続けており、現在その数は数千といわれています。おすすめ仮想通貨が気になる人も多いですよね。

こちらの記事では、仮想通貨の種類が多いために混同しやすいステーブルコインのUSDC、USDTの違いや基本的な情報について解説していきたいと思います。

ステーブルコインとは

USDCとUSDT、それぞれの特徴を見ていく前にステーブルコインの特徴をご説明していきたいと思います。

ステーブルコインとは、安定性を重視し設計されている仮想通貨(暗号資産)です。ステーブルコインの発行元は「裏付け資産」といわれる、法定通貨や、原油等の資源、別の仮想通貨等を保有し、ステーブルコインの価格は保有している裏付け資産の価格に連動します。

ステーブルコイン以外の仮想通貨はその仮想通貨自体の売買の需要により価格が大きく変動しますが、ステーブルコインは比較的価格が安定しており少ないリスクで売買をする事ができます。

各ステーブルコインの発行元は、保有する裏付け資産の種類や内容を公開する事で信頼性と安定性の確保に努めています。

基本情報

それぞれの通貨の基本情報は以下の通りとなっています。

 USDCUSDT
通貨名USDコインTether(テザー)
発行元Circle社Tether社
発足2018年2015年
発行上限なしなし
裏付け資産米ドル米ドル

USDCとUSDTはどこで購入できる

米ドルの連動のステーブルコインであるUSDC、USDTはどちらとも日本国内の取引所では取り扱いが確認できないのが現状です。仮想通貨の取り扱いが豊富な国外の取引所では、両硬貨とも対応しているサイトは多く存在します。

国外の取引所であっても日本語対応しており、日本の銀行やクレジットカードでの取引が可能なサイトもたくさんあるので、事前に評判をチェックするなどして、信用できる取引所を見つけてみてください。

ただし、海外の取引所は金融庁の登録外となる為、詐欺やトラブルにあわないようくれぐれも注意しリスクのある取引は避けるようにしましょう。

結局USDC USDTの違いは?

似たような特徴をもつ2つの通貨ですが、3つのポイントに絞ってどちらが優位かを比べてみました。こちらはあくまで2024年7月の情報を基準としていますので、実際に通貨の売買をする際は最新の情報を確認してみてください。

透明性:USDC

USDCは裏付け資産の内訳を毎月公開しており、第三者監査による監査報告の情報も公開しています。それに対してUSDTの裏付け資産の公開は不定期となっており、弁護士事務所や会計事務所での監査の情報は公開されているものの監査機関からの報告は公開されていません。

日本における利便性:USDT

どちらも国内取引所の売買はできませんが、日本向けオンラインゲーム等の決済方法としてはUSDTの方が、取り扱いが若干多いようです。人気オンラインカジノ10社を比べたところ、USDTは9社、USDCは5社での利用可能となっていました。

取引の所要時間:不明

仮想通貨の取引にかかる所要時間は利用しているネットワークにより異なります。イーサリアムのネットワークを利用した場合、USDCは5~20分、USDTは1~10分が目安となっており、USDTの方が所要時間は短くなる可能性は高くなっていますが、その他のネットワークを利用する場合に双方に差はみられませんでした。

まとめ

USDCとUSDTは海外取引所を利用する事になるという点では少しハードルが高いかもしれませんが、どちらもステーブルコインというだけあり価格は安定しており、暴落のリスクが低い点では安心できる通貨です。

ただし、日本円で売買をされる場合は円安の影響を受ける事になるので多少価格が変動する事になるので注意しましょう。