数多くのゲームが発売されている現在、古いゲームのリメイクや続編などが続々と登場している。最近でいえば、役15年前のポケモンのゲームソフトであるパール&ダイヤモンドのリメイク版がそれにあたる。古くから愛されるゲームが多い中、プレイヤーの探索意欲を掻き立て、自由度の高いゲームジャンルがオープンワールドのゲームだ。今回は、そんなオープンワールドゲームを数多く排出しているベセスダ・ソフトワークス(Bethesda Softworks)の「The Elder Scrolls V: Skyrim」、通称 : スカイリムを紹介していく。
2011年の11月に発売され今年で10周年を迎えた今作、スペシャル・エディション(SE)や10周年記念として海外で今年発売されたアニバーサリー・エディション(AE)がある。PCの他にも、PSやXboxなどの家庭用ゲーム機(コンソール機)でも発売されている。スカイリムの名称で知られているこの作品は、ベセスダ・ソフトワークスが制作する「The Elder Scrolls」シリーズのナンバリングタイトルの一つで「The Elder Scrolls IV: Oblivion」の続編となっている。ベセスダ・ソフトワークスは他にも「Fallout」シリーズなども制作しているため、聞いたことのある方も多いだろう。両作とも自由度の高さはオープンワールドゲームの中でもトップクラスであり、メインストーリーに沿わなくても、楽しむことが可能になっている。
スカイリム「The Elder Scrolls V: Skyrim」
今作は「The Elder Scrolls IV: Oblivion」の続編にあたるが、直接的な続編ではなく、前作の世界の200年後のスカイリム地方での物語になる。
主人公は名も知れぬ囚人、斬首刑に合うところに突如ドラゴンが現れ運良く生き延びることができた。主人公の前に現れたドラゴンは古の神「アルドゥイン」(Alduin)の再臨であり、世界の破壊の限りを尽くそうとしている。神からドラゴンの力を与えられたドラゴンボーン(Dragonborn)、俗に言うドラゴンスレイヤーとしてスカイリムだけでなく、全土を「アルドゥイン」から守る役割を託された。
ゲーム性
この作品はオープンワールドRPGのジャンルに入っており、世界観はドラゴンや魔法が存在するいわゆるファンタジーの世界だ。主人公となるキャラクターはプレイヤー自らが自由自在にカスタマイズして作成することができる。メインストーリーはもちろん存在するものの、メインストーリーをプレイするかどうかは自分次第だ。なにしろサブクエストの量がハンパなく、ストーリーに縛られず自分のやりたいようにプレイすることができるからだ。良いことだけをして善人としてプレイすることも、盗賊として悪行を働くこともプレイヤー次第。素材採取、錬金、武具の製造や改良などの要素も盛りだくさん。自分のやりたいようにできるゲームがプレイしたいと思っている方には特におすすめだ。
戦闘
ファンタジーといえば「剣と魔法」というイメージの通り、剣と魔法はもちろん、ハンマー、メイス、クロスボウなど多種多様な武器が登場し、馬上戦闘や射撃など、戦闘方法も様々。スキルツリーが存在し、レベルを上げてPerk (該当スキルにおける特殊技能)を取得して自分の好みにあった能力やスキルを伸ばして行くことで戦闘や攻略が楽になる。
MOD
この作品が長年プレイされる理由のひとつとしてあげられるのがMOD要素だ。MODとは、ソフトウェアに動作や新要素を追加して改変する断片的なデータやプログラムの事を指す。この作品の”自由度”を最大限に引き出すのがこのMODだ。スカイリムには数多くのMODが存在し、登場するキャラクター達の容姿を変えたり、敵をワンパンで倒せるようにしたりなど、できることが無限大に広がる。今年発売され、日本版の発売が2022年に予定されている「The Elder Scrolls V: Skyrim Aniversary Edition」(スカイリムAE)ではこれまでBethesda公式の追加コンテンツ配信プラットフォームであるCreation Clubでリリースした全てのコンテンツが追加される。釣りやサバイバル要素の他にもたくさんの要素が入れられているため、とても魅力的なタイトルになっている。
自分のやりたい事をやりたいようにでき、MODを入れることで更に楽しみ方が増える、そんなスカイリムに興味を持った方は是非プレイしてみてください。