スマートフォンといえば「iPhone」と認識する日本人が多いですが、Googleの「Pixel 6」もデバイスとしては驚くほど完全なスマートフォンの仕上がりになっていると思います。そんな本年9月にAppleが発売された「iPhone 13」、「iPhone 13 Pro」と、10月に発売されたばかりのGoogle「Pixel 6」、「Pixel 6 Pro」は何が違うのでしょうか。本記事ではスペックを比較してみました。

プロセッサ

プロセッサにはGoogle初の開発「Google Tensor」をPixel 6シリーズに採用していて、iPhone 13シリーズではApple独自の「A15 Bionic」を採用しています。「Google Tensor」は2.8GHz動作の2基のCortex-X1、2.25GHz動作の2基のCortex-A76と1.8GHz動作の4基のCortex-A55を搭載したプロセッサで、「A15 Bionic」は3.22GHz動作の2基のAvalancheと1.82 GHz動作の4基Blizzardを搭載しています。両方とも高性能、グラフィックスの高パフォーマンス、消費電力量を減少とセキュリティ対策などを特徴としており、どんな性能を強化してユーザーの満足度を向上させたいのが共通していますね。

デサイン

iPhone 13シリーズはデザインが前モデルとあまり変化なく、ノッチが約20%縮小し、画面占有率が向上されただけです。iPhone 13シリーズとは反対に、Pixel 6シリーズはインパクトのあるデザインで発表されました。今までなかった「カメラバー」というデザインアイコンを採用し、どこから見てもバランスがいいデザインを「カメラバー」で実現され、プレミアム仕上げで製造されました。

ディスプレイ

Pixel 6シリーズは「Corning Gorilla Glass Victus」を採用しており、iPhone 13シリーズではProMotionテクノロジー対応のSuper Retina XDRを採用しています。同モデルともIP68等級の防塵性能と防水性能を備えています。

ディスプレイの大きさは、「Pixel 6」が6.4型で、「Pixel 6 Pro」が6,7型と大きくて、「iPhone 13」と「iPhone 13 Pro」はどちらも6.1型です。または、iPhone 13シリーズのバリエーションがPixel 6シリーズより幅広いので、5.4型の「iPhone 13 mini」と6.7型の「iPhone 13 Pro Max」の選択肢もあります。

カメラ

カメラについては、Pixel 6シリーズがiPhone 13シリーズよりも画素数は高く、「Pixel 6」と「iPhone 13」が2眼構成で、「Pixel 6 Pro」と「iPhone 13 Pro」が広角と超広角に加えて望遠カメラも搭載したモデルになっています。「Pixel 6 Pro」は光学4倍ズームとデジタルズームでは最大20倍のズームに対応しています。「iPhone 13 Pro」はA15 Bionicチップがパフォーマンスの最適化を支援してくれるので、撮影環境での光の色の影響などを最適なものに自動に調整してくれるという特徴を持っています。

Pixel 6 ProとiPhone 13 Proのスペック比較

「Pixel 6 Pro」の128GBモデルが11万6600円で、同じ128GBの「iPhone 13 Pro」が12万2800円です。同じストレージ容量での販売価格ではそれといった違いがないですが、iPhone 13シリーズのほうが1TBまでと選べる範囲が広いです。「Pixel 6 Pro」と「iPhone 13 Pro」のスペックを表にして比較しやすくしてみましたので、選ぶとき参考になれば幸いです。