新作が公開されるたびに話題になり、大人から子供まで世代を問わず多くのファンを持つ映画製作会社「スタジオジブリ」。その最新作『君たちはどう生きるか』の公開が決定しました！監督はおよそ10年ぶりに長編アニメーションに携わる宮崎駿さんであることもありすでに、多くの注目を集めています。
今回の記事では2023年公開予定の映画『君たちはどう生きるか』についてまとめました！
スタジオジブリの歴史
スタジオジブリは1985年に設立されたアニメ映画スタジオです。設立当時はギリギリの経営をしながら細々と作品を製作していた過去もあり、作品の質で少しずつ知名度を上げていきました。1989年に『魔女の宅急便』が大ヒットしたことをきっかけに注目されるようになり、会社としての規模を拡大していったそうです。
その後、『もののけ姫』・『ハウルの動く城』など大ヒット作を次々と生み出しています。作品の多くには宮崎駿さんが関わっており、その独特の世界観や物語には、日本だけでなく世界にもたくさんのファンがいることでも有名です。中でも2001年に公開された『千と千尋の神隠し』は日本の歴代興行収入1位を記録し、その後およそ20年間もの間、首位に君臨し続けた作品でもあります。
宮崎駿ってどんな人？
宮崎駿さんは1941年に東京に生まれ、82歳となった現在は映画監督・マンガ家・アニメーターなどの多くの肩書きを持っています。中学3年生のころ東映が製作した『白蛇伝』に強い感銘を受けて以降アニメ制作に興味を持ち、1963年に東映に入社し本格的にアニメ制作の道を歩み始めました。
その後いくつかの映像制作会社を転々としながら『ルパン三世』や『アルプスの少女ハイジ』などの有名作品に携わり、1985年にスタジオジブリを設立しました。ジブリ作品ではユニークな武器や乗り物が多く登場していますが、これは宮崎駿さんが戦争の歴史や兵器に関する知識を豊富に持っていることが活かされているのです。とはいえ戦争そのものには否定的で、戦争や人々の愚かさをメッセージとして作品に込めるのも宮崎駿さんの監督としての特徴です。
宮崎駿が監督に復帰？
「宮崎駿って引退してなかったっけ？」と思う人も少なくないのではないでしょうか？確かに宮崎駿さんは2013年に公開された映画『風立ちぬ』の公開後に記者会見で、長編アニメーション作品の製作からの引退を表明しました。実は宮崎駿さんは何度も引退と復帰を繰り返しているのをご存じでしょうか。
初の引退宣言は1984年の『風の谷のナウシカ』公開後。2度目は1997年の『もののけ姫』の公開直前。3度目は『千と千尋の神隠し』公開直前と、計4度も引退を表明しているのです。
そんな宮崎駿さんが『風立ちぬ』以来およそ10年ぶりに監督を務めたジブリ 最新作が『君たちはどう生きるか』であることもあり、国内外ですでに多くの注目を集めているのです。
『君たちはどう生きるか』の原作はある？
『君たちはどう生きるか』は、編集者やジャーナリストなどさまざまな肩書を持つ昭和の文化人、吉野源三郎が執筆した小説『君たちはどう生きるか』からタイトルを取っています。この小説は主人公の少年が学校生活を通して物事の見聞を深めていくという物語ですが、ジブリ版はタイトルだけを小説から取り、小説が直接的な原作というわけではないそうです。
そのため原作はあくまで監督の宮崎駿さんが書いたものと発表されており、小説とは全く違ったストーリーになるのではないかと言われています。
ジブリ版『君たちはどう生きるか』はどんな物語？
『君たちはどう生きるか』の詳細な物語に関しては、未だ発表されていません。物語について唯一言及されていることとしては、ファンタジーの世界で繰り広げられる冒険活劇になるということです。公開されているビジュアルには凛とした目が特徴の、鳥のような存在が描かれています。このキャラクターが主人公であれば、物語の舞台が空であることも予想ができますが、飽くまでも予測の域を出ませんね。今後公開される情報から目が離せません！
『君たちはどう生きるか』の気になる公開日は？
まだまだ謎が多いジブリ 最新作『君たちはどう生きるか』ですが、気になる公開日は【2023年7月14日】であると発表されています。あえて夏休み期間と被るように公開時期を調整したそうで、老若男女問わず幅広い世代に観てもらいたいといった狙いがあるそうです。今年の夏は映画館がジブリで盛り上がる事間違いなしですね！
まとめ
今回は宮崎駿さんが10年ぶりに長編アニメーション映画の監督を務めることでも話題の『君たちはどう生きるか』についてまとめました！表題とビジュアル以外未だに全容がつかめない作品ですが、素手に世界中から公開を待ち望まれており、2023年の大ヒット映画としての期待も高まっております。
今後明らかになるであろう物語や新たなキャラクターなど、最新情報の発表が待ちきれませんね！
